お茶の水女子大附高進学【保護者】2025受験体験記(匿名希望さん)
忍耐、試練、そして成長
お茶の水女子大附高 進学
併願合格校:市川高、栄東高、早大本庄学院
匿名希望さん
●お子さまの名前 Aさん 南浦和校
サピックスに入会したのは中2の12月でした。母子家庭の我が家は、高校は能力相応の県立で十分と考えていました。ですが、娘が都内の国立高校を目指したいという意欲を持つようになり、迷いの末に入会を決めました。
サピックスは、国私立対策の広範囲でハイスピードなカリキュラム。一方で娘は、中1の夏から県立向けの塾で英数のみの受講。暫くの間は5教科全てに苦戦を強いられました。
初めのうちは、途中入会だから仕方ないと思っていたものの、時期が経つにつれ、成績の低迷や不安定さと娘の落胆振りに、志望校・塾の変更は本当に良かったのか、私は自問自答するようになりました。
ただ、娘はサピックスの授業を大変楽しんでおり、そこに救いを感じながら、いつか状況は好転するはずと信じ続けました。
娘がくじけずに打ち込めるよう、私は時折サピックスに電話をし、各教科の相談や率直な不安を伝えさせていただきました。
それから不安と辛抱の日々を経て、夏期講習が終わる頃、ようやく成績が上がり安定し始めました。
ですがその安心も束の間、年末あたりからは再び不調の時期へ。1校目市川高校の入試を数日後に控えた頃には、何をやればいいのか分からない、何かと集中できないと言い始めました。
娘のメンタルの弱さを元々憂慮していた私は、一気に心配が募りました。合否云々ではなく、とにかく普段通りの状態で試験を迎えてほしいと願うばかりでした。
そして、忙しい中申し訳ないと思いながら、久々に先生方に電話で相談をさせていただきました。すると、先生方の迅速かつ的確なフォローのお陰で、娘は分かりやすいほど前向きになり、自信を持って市川の入試に臨むことができました。
結果は合格。このスタートは、大きな安堵と自信に繋がりました。
その後、ほとんど対策をしていなかった早大本庄の合格も経て、第一志望のお茶の水女子の受験日を迎えました。
前夜はベッドに入っても2時間近く眠れず、娘にはそれなりの緊張感があったようですが、今までの努力、3校に合格した自信、先生方の励ましに支えられ、無事合格することができました。
サピックスに入会してから1年2ヶ月。その大半は、私にとって不安と忍耐の日々でした。そして、娘にとっても忍耐の日々、試練の期間だったと思います。
これを乗り切ることができたのは、日頃の先生方の熱意と励ましに他なりません。娘に学ぶ楽しさを与え続け、やり抜く力を育んでくださった先生方に心より感謝申し上げます。
娘には、サピックスでもがきながらもやり抜いた自信を糧に、この先も様々な場面で踏ん張り、前進してほしいと思います。