慶應義塾高進学【保護者】2025受験体験記(A・Aさん)
周囲の方々の力を借りての大奮闘
慶應義塾高 進学
併願合格校:青山学院高、専修大松戸高、二松学舍大学附属柏高、立教新座高
A・Aさん
●お子さまの名前 Kさん 西船校 船橋市・宮本中学校
息子の受験の始まりは中1終わりの春、SAPIXの春期講習からでした。学校の友人に面白い授業をする塾があると聞いた息子から是非入塾したいと相談され、良い機会だと思い入塾、果たして息子に合う塾なのか…。
半信半疑でしたが、これが最大の受験成功のカギになるとは!期待通りSAPIXは息子にとって大変有意義で面白い授業をしてくれる講師軍と考え抜かれ効率良く学べるテキスト、私から見ても本当に感心と驚きでした。息子も塾が楽しみという感じで、親からすればこれ以上ない環境と思いました。
しかし2年生後半になると、よく言われる中弛みの時期に突入、部活動と塾の生活に疲れが見え慣れも加わり成績が大きく下がり始めました。これからが大事な時期とあって、焦る私と裏腹にやたらどこでも寝る息子…ここから半年以上、私と息子の大きく荒れる時期を迎えます。
元々だらしのない息子、親から見ると希望だけは大きいけど、勉強時間も集中力もやる気も努力も何もかもが足りないと思えて、必要以上に口出ししていた時期でもありました。部活と塾に追われて疲れきった息子、それでも望むからには叶えさせてあげたくてだいぶ厳しい言葉を投げかけた事も少なくありません。
それでも上がらない成績…私が厳しく叱っても効果などないと分かっているのに繰り返す日々、苦しい時期でした。そんな時塾の保護者会や面談で、親としてどうすれば良いのかヒントを頂いたり相談する機会があり大変助けられました。
私にとってはベストなタイミングでもあったし、先輩方の同じような体験談はそのまま使えました。先生からの具体的なアドバイスも経験や自信に満ちたもので目から鱗でした。
私と息子のようなパターンは恐らくよくあるもので、親子関係の悪化はどちらにもマイナスでしかなく、もっと塾を活用して我慢できない時は塾に電話して下さいと、子供を塾に送り込んで下さいと、塾に任せて下さいと…本当に大きな助け舟でした。
先生方がいくら頑張って下さっても子供がやらなければ意味がないと分かってはいましたが、苦しかった私は塾の言って下さる通り、多分に塾を頼らせていただきました。
今思うとそれが息子も私も苦しい時期を乗り越えられた理由です。息子は息子なりに頑張って結果を出したかったし、私もただ息子を応援したかった。でも立場の違いで行き詰まってしまったところに塾が入ってくださり、結果的に息子を助けてくれる場所になったと思います。
それからは息子が塾を信じて頑張る姿を見て、私もだんだんと口を出さず見守る事が出来るように。そうして息子の成績もまた上がり始めました。志望校を決定する時期にギリギリ間に合い、厳しい判断ではありましたが当初の希望通りの志望校で行く事が出来、結果第一志望に合格する事ができました。
親として塾に大いに頼ってしまった事は情けなくもありますが、息子が結果を出せた事は本当に先生方のお陰です。