開成高進学【保護者】2025受験体験記(M・Kさん)
成長と合格をくれた『SAPIX』
開成高 進学
併願合格校:栄東高、渋谷幕張高、早大学院、早大本庄学院
M・Kさん
●お子さまの名前 Rさん 練馬校 練馬区・中村中学校
息子が中学二年の冬、新たな挑戦をしました。のちに息子のこの挑戦は息子自身の大きな成長と家族への大きな刺激になりました。
私の教育方針はただ一つ、「自分の道は自分で決める」。
小学生の頃から通信教材で学んでいた息子に、中学からは自らの意志で学び方を選ばせたのです。中学二年生までは通信教材を続けていましたが、集中できない様子が見え始め、息子自身も変化を求めているようでした。
そして冬、「塾に行きたい」と。私はただ、「自分で決めなさい」とだけ伝えました。息子は数校を見学し、SAPIXを選びました。
入塾テストは難しかったため、最初は基礎クラスからのスタートでした。初めての塾、初めての仲間が刺激になり、学習効果が上がり、その後のテストで応用クラスに上がれました。
夏休み、SAPIXの授業が始まる前の午前中、息子はなかなか起きられず、時間の管理に苦労していました。
私も心配しましたが、秋からのSS特訓で状況は一変します。各地の優秀なライバルたち、そして文化祭や説明会で訪れた憧れの学校。それらが息子の心に火をつけたのです。
「スマホはあったらあっただけ使ってしまう」と、息子は自ら使用時間の制限を求めました。私は彼の意思を尊重し、時間を制限しました。
SAPIXでの授業は、遅れて入室した息子にとって、最初は厳しいものでした。しかし、自分で選んだ道。彼は弱音を吐かず、ひたすらに努力を重ねました。当初は都立日比谷高校を考えていた息子でしたが、文化祭や説明会を経て、開成高校を第一志望に定めました。
試験当日、息子は「実力を出し切れなかった」と。合格発表の日、二人で受験番号を見つけた瞬間、「あった!番号あった!」と、喜びの叫び声と涙が溢れました。
「絶対に嬉し涙を流させてやる」。かつて息子が私に言った言葉が、現実のものとなったのです。SAPIXでの学び、模試での経験、そして何よりも、目標に向かって自分を律し続けた息子の強い意志。それらが実を結んだのだと思います。
親として私がしたのは、生活のサポートと事務手続きだけ。合格後、息子は言いました。「親は、静かに見守っていてくれるのが一番」。そして、「SAPIXじゃなかったら開成には行けなかった。本当にSAPIXを選んで良かった」。
勉強面は、SAPIXの先生方に全面的にお任せしました。先生方の親身な指導、数々のアドバイスに、心から感謝しています。
そして、共に学び、刺激し合ったクラスメートたち。共に切磋琢磨した存在は、息子にとって大きな刺激となったようです。クラスメートとの出会いが、息子の成長を大きく後押ししてくれました。クラスメートの皆さん、本当にありがとうございました。
最後に、息子よ、自分の信じた道を、まっすぐに進んでください。あなたは、頑張らなければならない時に、必ず頑張れます。我が家の挑戦はまだまだ続きます。