問題6(空間図形)※筑駒高入試プレ(中3)より
オリジナル問題
図のように,1辺の長さが√6㎝の正八面体ABCDEFがあります。この正八面体の内部には,ある量の水が入っています。次の問いに答えなさい。ただし,(1),(2)における水の量は異なるものとします。
(1)
① 平面αとAFが垂直になるように固定したら,頂点Aから水面までの距離が √3 2㎝になりました。入っている水の量を求めなさい。
② ①の状態から,正八面体を辺BCがちょうど水面と一致するまで傾けました。このとき,水面と辺ADとの交点をPとして,APの長さを求めなさい。
(2)△CDFを下底面として平面αの上に置いたところ,上底面△ABEと水面との距離が 1 2㎝になりました。入っている水の量を求めなさい。
作問者からのメッセージ
(1)は「水」という題材ではありますが,相似比から体積比を求める(①),四角錐の切断(②)と,テーマとしては基本的なものですので,筑駒高合格を目指す受験生ならば難なく解いてほしい問題です。(2)は,その状況の「図」を描くことができるか(題意を満たす図形を正確に把握できるか)どうかがポイントです。正四面体の中に正八面体を埋め込むと把握しやすくなりますが,そのような立体の埋め込みの関係を利用できるかどうか,そして,そこからの多少煩雑な計算を解き切る計算力も求められます。
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