問題16(空間図形)※筑駒高入試プレ(中3)より
オリジナル問題
半径が6cmの球が2つあり,中心をO1,O2 とする。球O1 は正八面体ABCDEFに△ABE,△ABC,△ACD,△ADEで接し,球O2 は△FBE,△FBC,△FCD,△FDEで接しており,球O1 と△ABEの接点をPとおく。
2つの球O1,O2 が交わってできる円の直径の長さが4√6cmのとき,次の問いに答えなさい。
- O1から面BCDEまでの距離を求めなさい。
- 正八面体ABCDEFの1辺の長さを求めなさい。
- 点Pを通り,△ACDに平行な平面でこの立体を切断するとき,球O1,球O2の切断面の面積を求めなさい。
作問者からのメッセージ
立体図形の問題では, 「対称な平面を抜き出すこと」がポイントであることが往々にしてあります。筑駒高の入試は制限時間が45分と短く,高い処理能力が求められますから,まずはこの平面の抜き出しがスムーズにできるかどうかが第一関門です。
その上で,筑駒高受験生なら基本~標準レベルの(1)(2)は正答したいところです。(3)では新たな平面が登場しますが,まずは(1)で抜き出した平面上で考えてみましょう。
この問題は『筑駒高入試プレ』の大問4(最後の大問)です。実際の入試では時間との闘いも重要になってきますが,まずは時間制限なしで解いてみてください。
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