【開成・筑駒・日比谷】最難関高校をまるごと比較 ※2024年10月更新
学校情報
最難関校として名高い、開成高校、筑波大学附属駒場高校、都立日比谷高校。高校受験偏差値や入試データ、学校生活や行事など、さまざまな角度から3校を比較してみました。学校情報収集や志望校選びに役立つ情報が満載です。ぜひ、ご覧ください。
- 掲載されている情報は2024年10月21日現在、SAPIX中学部調べによるものです。
1. 入試データ〈SAPIX偏差値・入試概要・入試データ〉
SAPIX偏差値
- 開成高:65
- 筑駒高:66
- 都立日比谷高:男子56/女子54
参考:合格偏差値表
2025年度 入試概要
募集
- 開成高:男子100名
- 筑駒高:男子約40名(帰国生を含む)
- 都立日比谷高:317名(64名)
- 都立日比谷高の()内は推薦入学対象人員(内数)
入試日
- 開成高:2025年2月10日(月)
- 筑駒高:2025年2月13日(木)
- 都立日比谷高(推薦):2025年1月26日(日)・27日(月)
- 都立日比谷高(一般):2025年2月21日(金)
選抜方法
- 開成高:学力試験5科(英数国各100点・理社各50点【計400点】)。学力試験および調査書を総合的に判定
- 筑駒高:学力検査5科 各100点。学力検査と調査書(100点)により選考
- 都立日比谷高(推薦):小論文250点/集団討論・個人面接200点/調査書450点
- 都立日比谷高(一般):学力検査5科(英数国は自校作成問題)。学力検査700点/調査書300点/スピーキングテスト20点
(ご参考)各校の出題傾向分析
2024年度 入試データ
- 筑駒高の()内は海外帰国生徒数
- 都立日比谷高(一般)に二次募集のデータは含まず
出願者数
- 開成高:551名
- 筑駒高:137名(4名)
- 都立日比谷高(推薦):163名
- 都立日比谷高(一般):459名
受験者数
- 開成高:545名
- 筑駒高:129名(3名)
- 都立日比谷高(一般):354名
合格者数
- 開成高:180名
- 筑駒高:46名(1名)
- 都立日比谷高(推薦):64名
- 都立日比谷高(一般):268名
倍率
- 開成高:3.03倍
- 筑駒高:2.80倍
- 都立日比谷高(推薦):2.55倍
- 都立日比谷高(一般):1.32倍
2. 学校概要〈校風・アクセス〉
開成高
アクセス
【所在地】東京都荒川区西日暮里4-2-4
【最寄り駅】JR、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー「西日暮里駅」
教育方針
「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」
開成高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 開成は自由闊達な雰囲気の中、さまざまな才能を持つ仲間が集まっている、とても魅力的な学校。僕自身もその一員になれたことに大きな誇りを感じています。
- 「開成=ガリ勉の人が多い」というイメージがありましたが、休み時間はゲームをしたり、グラウンドでサッカーをしたりとアクティブに過ごす人が多いです。
- 校風が自由である分、生徒は自律することが求められます。普段の学校生活や進路選択についてあれこれ言われることはないので、何事にも主体性を持って取り組むことが必要です。
筑駒高
アクセス
【所在地】東京都世田谷区池尻4-7-1
【最寄り駅】京王井の頭線「駒場東大前駅」/東急田園都市線「池尻大橋駅」
学校目標
自由・闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす
筑駒高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 中2の時に参加した学校説明会で、当時の生徒会長が「筑駒高の生徒の特徴は、人にレッテルを貼らないこと」だと話していました。実際に入学してみるとその通りで、互いの個性を認め合える環境の中で誰もが自分らしさを前面に出しています。筑駒高は、多才な仲間から多くの刺激を受けられる場所です。
- 生徒の主体性を重んじる学校です。自分が勉強したいことに思いきり打ち込めますし、幅広く奥深い知識が身に付けられる環境だと思います。
都立日比谷高
アクセス
【所在地】東京都千代田区永田町2-16-1
【最寄り駅】有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」/丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」/丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」/銀座線・南北線「溜池山王駅」
教育目標
自立的人格 学習と教養 責任と協調 心身の健康 文化と平和
都立日比谷高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 日比谷高には賑やかな人、真面目な人、「部活命!」の人などさまざまなタイプの人がいます。学校選びのポイントは校風が合うかどうかですが、日比谷高には多様な個性を受け入れる器の大きさがあります。
3. スクールライフ〈授業・課外活動・学校行事〉
開成高
授業
高入生は1年間は別クラス。高2から内進生との混合クラスになる。
課外活動・学校行事等
- 運動会(5月)
- 文化祭(9月)
- マラソン大会(11月)
- スキー学校(12月・3月) など
開成高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 授業のレベルは高いです。特に数学は内進生より授業時間が週2時間多く、さらに進度も速いです。高2からは内進生とクラスが一緒になるため、それまでに追いつかないといけないからです。数学が多い分、高1では音楽や美術の時間がありません。
- 印象深い行事というとやはり準備に1年間を費やす運動会です。入学前から「開成の運動会は熱い」と聞いていましたが、「ここまですごいのか!」というのが正直な印象です。学年ごとに参加する競技が異なります。高1の時の騎馬戦は正に激闘でした。
筑駒高
授業
高1・2は教養重視。高3では、個々の進路選択に応じられるよう、選択科目が多い。
課外活動・学校行事等
- SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校
- 水田学習
- 音楽祭(6月)
- 体育祭(9月)
- 文化祭(11月)
- ロードレース(1月) など
筑駒高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 高1では総合学習として水田学習に取り組みます。授業がない土曜日に駒場野公園内にある「ケルネル田んぼ」と呼ばれる水田で田植えから収穫までを行います。楽しそうだったので、僕は水田委員に立候補しました。
- 筑駒高には勉強だけでなく、運動も得意な人が多いことに驚かされました。中学時代に何らかの大会で優勝や上位入賞した人も珍しくありません。したがって運動部の活動が活発です。
都立日比谷高
授業
高2までは全科目履修型。高3から文理分け。高2で第二外国語が自由選択(ドイツ語/フランス語/中国語/ハングル)。
課外活動・学校行事等
- SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校
- GE-NET20 (Global Education Network 20)指定校
- 体育大会(5月)
- 合唱祭(6月)
- 星陵祭(文化祭)(9月) など
都立日比谷高進学/SAPIX中学部卒業生より
- 英語の授業はレベルの高さに驚きました。スピーキングの機会も多いです。英語圏で使われている教科書で学ぶ「コミュニケーション英語」では、頭の中で和訳するのではなく、英語のまま理解するとともに、自分の考えも英語で発表します。
- 日比谷高では全員が何らかの委員や係を担当します。入学後に行われるオリエンテーションでは、各委員会の委員長がそれぞれの活動内容を発表し、新しい委員の確保に努めます。ちなみに私は念願の文化祭企画委員になりました。
開成・筑駒・都立日比谷高を目指す方へ
中学2・3年生を対象に、「SS〈サンデー・サピックス〉特訓」を開講しています。開成・筑駒・都立日比谷高を目指す方は、ぜひ受講をご検討ください。
切磋琢磨できるハイレベルな学習環境
国内外から高い目標を掲げた熱意ある中学生が集結します。ハイレベルでお互いに切磋琢磨できる学習環境が、受験生の皆さんの学力を押し上げます。また、1回完結型のオリジナルテキストを使用した授業は、復習や総まとめにも最適です。
<1教科から、オンラインでも受講可>
目的・ライフスタイルに合わせた効果的な学習を実現
中3生は志望校別クラス、中2生は教科別講座を1教科から、オンラインでも受講できる※ので、目的・ライフスタイルに合わせた効果的な学習ができます。
- クラスにより異なります。受講教科、受講形式などの詳細は以下をご確認ください