【千葉県】公立高校入試の仕組みを解説
入試制度解説
こちらのページでは千葉県の公立高校入試の仕組みを解説します。
- 本記事は2024年9月30日時点の情報を基に作成しています。最新の情報は必ず千葉県教育委員会のWebページをご確認ください
- 本記事は原則、全日制の一般入学者選抜について解説します
入試の流れ
STEP1 募集案内等の確認
千葉県教育委員会のWebページで、例年入試前年の12月ごろに入試日程、当年8月ごろに各高校の募集人員、9月ごろに詳細な実施要領が発表されます。
STEP2 志願手続
必要書類を提出し、受検料を納付してください。
- 2024年時点で、一部の学校(全15校)ではインターネット出願が導入されています。導入校は以下の通りです
・県立高校:千葉、千葉東、船橋、東葛飾、柏、佐倉、佐原、匝瑳、成東、長生、安房、木更津
・市立高校:千葉、稲毛、柏 - 志願後、規定の条件を満たせば期間中1回に限り、志願変更が可能です
STEP3 学力検査等
学力検査(国語・数学・英語・理科・社会の5教科)および学校設定検査(面接、自己表現等)が、2日程にわたり実施されます。
STEP4 合格発表・入学手続
志願先高校で発表が行われます。その後、合格者は入学手続きを行う必要があります。
2025年の入試日程
- 入学願書等提出期間:2/4(火)~2/6(木)
- 志願又は希望の変更受付期間:2/12(水)・2/13(木)
- 学力検査等の期日:2/18(火)・2/19(水)
- 追検査受付期間:2/21(金)・2/25(火)
- 追検査の期日:2/27(木)
- 入学許可候補者発表の期日:3/4(火)
選考に用いられる資料
学力検査・学校別設定検査
学力検査・学校別設定検査は2日程にわたり行われます。1日目は学力検査(国語・数学・英語の3教科)、2日目は学力検査(理科・社会の2教科)と学校設定検査(面接、自己表現等。内容は学校ごとに決定)が行われます。
なお、学力検査は全校共通の問題が使用されます。
1日目 | 学力検査(国語・数学・英語) |
---|---|
2日目 | 学力検査(理科・社会)
学校設定検査(面接、自己表現等) |
千葉県公立高校入試の特徴
- 試験時間
英語のみ60分で、他の教科は50分です - 学力検査(国語)の内容
「放送による聞き取り検査」が行われます。なお、試験時間は放送を含めて50分です - 傾斜配点
理数および国際関係に関する学科で、特定教科の得点に学校が定める倍率をかけた点数を合否判断の基準点として使用されることがあります
調査書
調査書とは中学校から高校に提出される書類のこと。受検生の成績、出欠状況等が記載されています。なお、各評価項目の扱いは高校により異なります。
「内申点」とは
調査書に記載された内容のうち、9教科(英数国理社+実技4科)の成績について得点化した点数の一般的な呼称。中学校では1科目の成績が1~5までの成績で表されるため9科目で掛け合わせた45点が満点で、これに学校が定める係数K※を合否判断の基準点に換算したものが「教科の学習の記録」として扱われます。
なお、千葉県公立高校入試では中1~中3の成績が使用されます。
- この係数Kは原則として1ですが、各学校がその特色に応じて0.5~2の範囲内で設定できます。具体的な値は千葉県教育委員会のページで公開されます
合否判断の基準点の算出方法
第1次選考における合否判断の基準点は「学力検査」「学校設定検査」「調査書」の結果を合計して算出されます。
学力検査 | 500点 (100点×5科) |
学校設定検査 | 100点 |
調査書 | 教科の学習の記録 135点(45点×3年)×K※ |
- Kの値は原則として1ですが、各学校がその特色に応じて0.5~2の範囲内で設定できます。具体的な値は千葉県教育委員会のページで公開されます
なお、第1次選考で決まらなかった場合は「学力検査」「学校設定検査」「調査書」にそれぞれ規定の係数を掛けて得点を再算出し、改めて合否が判断されます。
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