開成高進学【生徒】2024受験体験記(M・Tさん)

なんで、私が開成に!?

開成高 進学
併願合格校:渋谷幕張高、西大和学園高、早大学院、早大本庄学院

M・Tさん

私は、中1の九月にサピックスに入室した。三年間Yクラスに居続けたものの、中3になるまでほぼ勉強をせず、なんとかクラス降格を免れていた。しかし、中3になると周りの人が勉強するようになって成績が落ち、数学の偏差値が40台前半になるなど悲惨な状態で、開成を受験するなど考えられなかった。

そのような状況の中、夏期講習中に担任の先生に、スマホの使用をやめ、復習に力を入れ、基礎的な問題で失点するのを防ぐように言われた。言われた通りに学習を進め、夏期講習中は、復習を中心に相当な量を勉強した。すると、秋になって成績が伸び始め、苦手な数学も偏差値が60台後半をとれるようになり、得意な社会ではサピックスオープンや外部模試で一位を何度もとり、さらには偏差値80を超えることもあった。

私は内申点が低かったので、学力が上がっていく中で内申の影響が小さい開成を現実的な志望校として意識するようになった。冬期講習明けから入試までの間は、開成や渋幕の過去問を20年近く徹底的にやりこんだ。結果として、渋幕には特別特待で合格し、開成にも合格することができた。

最後に、後輩の皆さんに、志望校に合格するために大切だと思うことを伝えたい。社会や理科の「一問一答」、英語の「Basic Idioms」をなるべく早いうちにやっておくことだ。基礎的な問題はできないが、難しい問題はできるという人もいるかもしれない。しかし、そういう人は大体安定して点数を取ることができない。基礎を大切にすることが難関高校合格への近道だ。